【おさめる使い分け?】それぞれが持つ意味

収めると納めると治めると修めるのちがい

「収める」「納める」「治める」「修める」という言葉は、すべて「おさめる」と読みますが、それぞれ異なる意味を持っています。

目次

「収める」について

望ましい結果や成果を得ることを意味します。また、元の状態に戻すことにも使われ、この場合、「治める」と同じ意味で使うことができます。例としては、利益を得る、成功を収める、権力を掌握する、写真に収める、集大成を形成する、争いを静める(または治める)などがあります。

収めるの例文

・彼女はその写真をアルバムに収めた。
・チームはついに優勝トロフィーを収めた。

 

「納める」について

適切な場所に物を置くまたは預けること、特に金銭や物品を指定された場所へ支払うまたは渡す際に用いられます。
「収める」と表記されることもあります。税金の納付、注文品の配達、金庫への保管、心に留める、棺への納めるなどが使用例です。

納めるの例文

・彼は毎月の家賃をきちんと納めている。
・必要書類を期限までに役所に納めた。

 

「治める」について

混乱や災害を防ぎ、平和や秩序を保つことを表します。国を統治する、水害を防ぐ、家庭をうまく管理するなどが例です。

治めるの例文

・王は賢く国を治めた。
・彼は冷静にクラスの騒ぎを治めた。

「修める」について

自己の能力や人格を向上させるための努力をすることを意味します。学問を深める、品行を正すなどが使用例になります。

修めるの例文

・大学で法学を修めた後、彼は弁護士になった。
・節約術を修め、家計を効率的に管理している。

 

 

これらの言葉は、それぞれ独特のニュアンスと使用状況を持っており、日本語の豊かさを示しています。

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