【張ると貼るの違い】意味と使い方

張ると貼るの違い

日本語における「張る」と「貼る」は、いずれも「ハル」と読むものの、その意味と使用法には違いがあります。

目次

「張る」について

多様な意味を持つ単語です。
基本的には、何かを引き伸ばして固定すること、例えばロープをたるませずに張る、クモが巣を張るなどの状況で使われます。
さらに、物理的な広がりを示す場合もあります。
例えば、木が根を張る、湖に氷が張るなどです。この他にも、心理的な面や行動の意味で使われることがあり、例えば意見や意地を貫く(我を張る、意地を張る)、張り切る、気を張るなどの表現があります。
また、何かを催す、対抗するといった意味での使用もあります。

張るの使用例

・紐を張って干物を作る。
・運動会の日にはグラウンドにテープを張る。
・彼は緊張しているため、顔が張り詰めている。
・新しい企画で彼は張り切っている。
・競争相手に対して、彼は張り合っている。
・肩を張る(いからす)。
・陣を張る(構える)。

 

「貼る」について

平面的なものを接着させる行為を指します。
例えば、切手やポスター、湿布などを何かの表面に接着する際に使われます。
これは主に紙や布、薬品など平たいものが対象です。

貼るの使用例

・壁に新しい壁紙を貼る。
・事務室のドアに注意書きを貼る。
・子供の部屋にキャラクターのポスターを貼る。
・腰痛に対して湿布を貼る。
・写真をアルバムに貼り付ける。
・壁にタイルを貼る。

 

 

これらの例文は、「張る」と「貼る」を適切な文脈で使用するのに役立ちます。

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