「生かし」と「活かし」はどちらも「いかし」と読むが、使用される文脈によって意味が異なる。
目次
「生かし」について
主に生命に関わる文脈で使用される。例えば、死にかけているものを再び生き返らせたり、生命を維持させる場合に使われる。
「活かし」について
能力や特性、経験などを有効に使う、利用するという意味で用いられる。履歴書での「経験をいかし」のように、能力やスキルを活用する文脈で使われる。
公的な文書や公用文では、「活かし」の漢字は常用漢字ではないため、「生かし」を使用するか、平仮名で「いかし」と書かれることが多い。また、「活用する」という表現に置き換えることもある。
一般的な文書では、意味の明確さを求める場合には「活かし」と表記すると意図がより伝わりやすい。
ただし、「生かし」の表記が間違いとされることはないが、「活かし」と書くべき文脈で「生かし」を使う場合は、生命維持の意味に限定されることに注意が必要。